出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
小説家。今日出海(ひでみ)の長兄。横浜市生まれ。父が船長であったので転校を重ね、兵庫県の豊岡(とよおか)中学を中退。川端康成(かわばたやすなり)と知り合い、1923年(大正12)第六次『新思潮』に参加。『文芸時代』同人を中途で脱退し、プロレタリア文学運動に呼応した『文党』を主宰した。『痩(や)せた花嫁』(1925)が出世作。30年(昭和5)得度(とくど)して天台宗延暦寺(えんりゃくじ)派の僧侶(そうりょ)となる。法名春聴。千利休(せんのりきゅう)の娘お吟(ぎん)の悲劇的生涯を描いた『お吟さま』(1956)で直木賞受賞。以後、『春泥尼抄』(1957)など、河内(かわち)の人情、風物に取材した「河内もの」を数多く発表した。66年(昭和41)より岩手県平泉の中尊寺貫主、68年には参議院議員となった。
[神谷忠孝]
『『今東光代表作選集』全6巻(1972~73・読売新聞社)』▽『『日本文学全集59 今東光・今日出海集』(1972・集英社)』▽『『お吟さま』(角川文庫・新潮文庫)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
1/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
12/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新