今年(読み)ことし

精選版 日本国語大辞典 「今年」の意味・読み・例文・類語

こ‐とし【今年】

〘名〙 その人が現在身をおいている年。こんねん。《季・新年》
書紀(720)皇極元年二月(北野本訓)「今年(コトシ)正月(むつき)に、国の主(こにきし)の母(おも)(みう)せぬ」

こん‐ねん【今年】

〘名〙 話し手が今、身を置いている、その年。本年。ことし。《季・新年》
※宇津保(970‐999頃)国譲下「こんねんばかりは、物のねすこしききしらせはべりて、とし返てたてまつらせん」 〔劉廷芝‐代悲白頭翁詩〕

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デジタル大辞泉 「今年」の意味・読み・例文・類語

こ‐とし【今年】

現在を含んでいる年。この年。こんねん。「去年こぞ今年 新年》「―から丸儲まるもうけぞよ娑婆しゃば遊び/一茶
[類語]本年当年今年こんねん

こん‐ねん【今年】

この年。本年。ことし。「今年もよろしくお願い致します」 新年》
[類語]今年ことし本年当年

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普及版 字通 「今年」の読み・字形・画数・意味

【今年】こんねん

ことし。今。今歳。唐・劉希夷〔白頭を悲しむ翁に代る〕詩 今年ちて、顏色改まり 開いて、復(ま)た誰(たれ)か在る 已に見る、柏の摧(くだ)かれてと爲るを に聞く、桑田の變じてるを

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