今井用水(読み)いまいようすい

世界大百科事典(旧版)内の今井用水の言及

【桂川】より

…ことに藤原道長の桂山荘は著名で,近世初期,八条宮智仁・智忠親王2代にわたって造営された桂離宮は,道長の山荘跡を利用したものである。桂川は秦氏の昔より農業用水として用いられ,なかでも今井用水にかかわる西岡11ヵ郷が契約を結び,用水の掟の順守を誓い合ったこと(南北朝期)はよく知られているが,その後争論もしばしば起こっている。近世初頭,1606年(慶長11),角倉了以は,幕府の許可を得て保津峡の開削を行い,丹波からの薪炭などの運搬水路として利用されるようになった。…

※「今井用水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android