仄声(読み)そくせい

精選版 日本国語大辞典 「仄声」の意味・読み・例文・類語

そく‐せい【仄声】

〘名〙 漢字四声うち、上・去・入の三声の総称。⇔平声(ひょうしょう)
史記抄(1477)五「支と灰とは通用する時は仄声でも二韻は可通ぞ」

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デジタル大辞泉 「仄声」の意味・読み・例文・類語

そく‐せい【×仄声】

漢字の四声しせいのうち、上声じょうしょう去声入声にっしょうの総称。そくしょう。⇔平声ひょうしょう

そく‐しょう〔‐シヤウ〕【×仄声】

そくせい(仄声)

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普及版 字通 「仄声」の読み・字形・画数・意味

【仄声】そくせい

四声のうち、上・去・入の声。

字通「仄」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の仄声の言及

【韻律】より

…隋唐音韻の声調は平声(ひようしよう),上声(じようしよう),去声(きよしよう),入声(につしよう)の四つである。このうち,上去入の三声を合して仄声(そくしよう)という。平声と仄声の対立は,韻律上,きわめて重要な意義を持つ。…

【平仄】より

…詩文の制作のときの韻律の配置に使用される。中国語の声調は,5世紀以来,平・上・去・入の四声とされるが,詩文の韻律では,平声と上・去・入の3声を対立させ,後者を仄声(側声とも書く)と称する。仄(側)とは,平に対し,傾仄の意である。…

【韻律】より

…隋唐音韻の声調は平声(ひようしよう),上声(じようしよう),去声(きよしよう),入声(につしよう)の四つである。このうち,上去入の三声を合して仄声(そくしよう)という。平声と仄声の対立は,韻律上,きわめて重要な意義を持つ。…

【平仄】より

…詩文の制作のときの韻律の配置に使用される。中国語の声調は,5世紀以来,平・上・去・入の四声とされるが,詩文の韻律では,平声と上・去・入の3声を対立させ,後者を仄声(側声とも書く)と称する。仄(側)とは,平に対し,傾仄の意である。…

※「仄声」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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