人相見(読み)ニンソウミ

デジタル大辞泉 「人相見」の意味・読み・例文・類語

にんそう‐み〔ニンサウ‐〕【人相見】

人相を見て運命吉凶などを判断することを業とする人。観相家。人相家。

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精選版 日本国語大辞典 「人相見」の意味・読み・例文・類語

にんそう‐み ニンサウ‥【人相見】

〘名〙 人相を見てその人の運命、吉凶などを判断すること。また、それを業とする人。観相家。相者。人相家。人相者
浮世草子新可笑記(1688)一「天眼通を得たる人相見(にんサウミ)

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世界大百科事典(旧版)内の人相見の言及

【易者】より

…中世後期には算置(さんおき)といい,〈うらや算,占(うら)の御用〉などと呼びながら町を流し歩く者もあった。近世前期には算置の後身の占師(うらないし)があり,後期には天眼鏡で人相をみる人相見とならんで算木で卜筮する八卦見がいた。後には人相見と八卦見の区別はなくなり,庶民相手に街頭などで人相・手相・家相・剣相・墨色見・方位などを占うようになった。…

【人相学】より

…一方,室町末期の《塵塚物語》によれば,源義経が鞍馬山の天狗から相伝されたという《兵法口舌気(ひようほうくぜつき)》の中に人相術も含まれている。江戸時代になると《神相全篇》なども輸入されて広く読まれ,禄を失った武士の中から人相見を職業とする者が出てきた。江戸中期には水野南北,鶴塞翁らが観相家として名をなし,とくに水野南北は髪結床,風呂屋,隠亡(おんぼう)を務めて人相を研究し,《南北相法》を著して観相家に益した。…

※「人相見」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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