人我(読み)ニンガ

デジタル大辞泉 「人我」の意味・読み・例文・類語

にん‐が【人我】

他人自分
仏語人間にあるとされた、常住不変ののこと。我執

じん‐が【人我】

他人と、自分。にんが。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人我」の意味・読み・例文・類語

にん‐が【人我】

〘名〙 (「にん」は「人」の呉音)
① 仏語。個体としての人間にあるとされた常住不変の我(が)のこと。我執。じんが。
太平記(14C後)二四「人我無理を観ずる故に二念相続(あひつい)で思ふ事無し」
② 人と我。他人と自分。じんが。
※無難禅師仮名法語(1670‐76頃)上「夜ひる坐禅して人我のへだてなし」

じん‐が【人我】

〘名〙 =にんが(人我)荘子天下

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普及版 字通 「人我」の読み・字形・画数・意味

【人我】じんが

人と我。

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