人工股関節(読み)ジンコウコカンセツ

デジタル大辞泉 「人工股関節」の意味・読み・例文・類語

じんこう‐こかんせつ〔‐コクワンセツ〕【人工股関節】

変形性股関節症大腿骨頭壊死だいたいこつとうえし関節リウマチなどで著しく摩耗・変形した股関節を再建するために用いられる人工関節。また、人工股関節を設置する処置のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の人工股関節の言及

【人工関節】より

…人工関節は両側の関節面を置換するものであるから,これを行う手術を全置換術という。人工関節はすでに1930年ころからイギリスにおいて股関節で試みられていたが,実用的な人工股関節が登場したのは60年ころからで,その後多くの人々の努力により今日の隆盛をみるに至った。股関節は球関節でその形が単純であるため人工関節のデザインが比較的容易であり,人工関節の開発に適した関節ともいえる。…

※「人工股関節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」