享年（読み）キョウネン

デジタル大辞泉

きょう‐ねん〔キヤウ‐〕【享年】

《天から享うけた年の意》人のこの世に生存していた年数。死んだときの年齢。行年ぎょうねん。「享年八十」
[補説]「享年八十歳」は「年」と「歳」が重複するので「享年八十」でよいが、「享年四十歳」も古くからある。また、死んだときの年齢の意だけでなく、「我既に享年七十、いまだ天命を悟らず」のような使い方もある。
[類語]行年・没年

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

きょう‐ねん キャウ‥【享年】

〘名〙 (天から享(う)けた年の意) この世に生存した年数。寿齢。年齢。よわい。行年(ぎょうねん)。

※碧山日録‐応仁二年（1468）一二月一六日「是日立春、余既享年四十九」 〔晉書‐安平献王孚伝論〕

出典　精選版 日本国語大辞典

葬儀辞典

享年

人の生きていた年数。死んだときの年齢。

出典　葬儀ベストネット

普及版 字通

【享年】きよう（きやう）ねん

天から受けた寿命。漢・〔郭有道（林宗）の碑〕群之れを休(よみ)し、に司徒掾に辟(め)され、に擧げらるるも、皆疾を以て辭す。～命を稟(う)くること融(なが)からず、享年四十三。二年正乙を以て卒(しゆつ)す。

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出典　平凡社「普及版 字通」