精選版 日本国語大辞典 「亥子餠」の意味・読み・例文・類語
いのこ‐もち ゐのこ‥【亥子餠】
〘名〙 陰暦一〇月の亥の日に食べる餠。宮中では、大豆、小豆、豇豆(ささげ)、胡麻、栗、柿、糖(あめ)の七種の粉を用いて作り、猪の子形に切ったものを食べた。げんちょう。おなりきり。おまいりきり。玄猪(げんちょ)。いのこもちい。能勢餠。《季・冬》
※小右記‐正暦元年(990)一〇月二一日「尚侍聊有二豕餠経営一、依二其事一歟」
※俳諧・犬子集(1633)六「食にせばししにやならん亥子餠」
いのこ‐もちい ゐのこもちひ【亥子餠】
〘名〙 =いのこもち(亥子餠)
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