亡羊(読み)ボウヨウ

デジタル大辞泉 「亡羊」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐よう〔バウヤウ〕【亡羊】

逃げて見失った羊。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「亡羊」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐よう バウヤウ【亡羊】

〘名〙
① 逃げ見失った羊(ひつじ)
※大燈国師語録(1426)中「若是箇中全用去。普賢特地逐亡羊」 〔列子‐説符〕
② とまどうこと。迷うこと。
※遠西観象図説(1823)上「支那の十二方を用ひて、姑く初学の亡羊(〈注〉マドヒ)を妨ぐ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「亡羊」の読み・字形・画数・意味

【亡羊】ぼうよう(ばうやう)

羊を失う。多岐にして惑うたとえ。〔列子、説符〕楊子人、羊をふ。に其の黨をゐ、揚子の豎(じゆ)をひて之れをひしも、~之れをふ。~曰く、岐路の中にり。吾(われ)は之(ゆ)くを知らず。反(かへ)りし以(ゆゑん)なりと。

字通「亡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android