井上頼豊(読み)いのうえ よりとよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上頼豊」の解説

井上頼豊 いのうえ-よりとよ

1912-1996 昭和-平成時代のチェロ奏者。
大正元年11月19日生まれ。伊達三郎,斎藤秀雄にまなび,昭和9年新交響楽団(現N響)でローゼンストック師事。フィルハーモニー弦楽四重奏団を組織戦後,東京フィルハーモニー交響楽団員をへて,室内楽,独奏活躍。48年桐朋学園大教授。平成8年11月18日死去。83歳。東京出身。東京音楽学校(現東京芸大)中退著作に「ショスタコーヴィチ」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の井上頼豊の言及

【プロレタリア音楽】より

…音楽家同盟は31年以降の日本プロレタリア文化連盟(略称〈コップ〉)の時代にも,その加盟団体として活動を続け,33年には日本プロレタリア音楽同盟と改称している。構成員としては,作曲家守田正義,露木次男,原太郎,吉田隆子,石井五郎らのほか,演奏家の関鑑子(あきこ),井上頼豊,福田上一らが加わり,合唱曲や歌曲の創作と労働者階級の音楽創造を目標にさまざまな活動を試みた。守田の《里子にやられたおけい》《小さな同志》,吉田隆子《鍬》《兵士を送る》,原太郎《芝浦》などの反戦歌,闘争歌などが生み出された。…

※「井上頼豊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android