井上洋介(読み)いのうえようすけ

知恵蔵mini 「井上洋介」の解説

井上洋介

日本の絵本作家、イラストレーター。1931年、東京都生まれ。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)を卒業後、絵本の挿絵創作、マンガ、イラストレーションなどで幅広く活動。ロングセラーの童話シリーズ「くまの子ウーフ」(文・神沢利子)の挿絵で知られる。創作絵本では、94年に『月夜のじどうしゃ』(文・渡辺茂男)で第25回講談社出版文化賞絵本賞を、2000年に『でんしゃえほん』で第6回日本絵本大賞を受賞。12年には『ぼうし』が国際児童図書評議会のIBBYオナーリスト(優良作品)に選出された。16年2月3日、胃がんにより死去。享年84。

(2016-2-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上洋介」の解説

井上洋介 いのうえ-ようすけ

1931- 昭和後期-平成時代の漫画家,イラストレーター。
昭和6年3月7日生まれ。38年漫画集「サドの卵」で注目され,40年文芸春秋漫画賞受賞。平成6年「月夜のじどうしゃ」(渡辺茂男文)で講談社出版文化賞。東京出身。武蔵野美術学校(現武蔵野美大)卒。本名は洋之助。作品集に「箱類図鑑」,絵本に神沢利子文「くまの子ウーフ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android