井上 仁郎(読み)イノウエ ニロウ

20世紀日本人名事典 「井上 仁郎」の解説

井上 仁郎
イノウエ ニロウ

明治・大正期の陸軍中将



生年
元治1年5月24日(1864年)

没年
大正9(1920)年1月1日

出身地
伊予国(愛媛県)

学歴〔年〕
陸軍士官学校卒

経歴
明治28年軍事鉄道研究のためドイツに留学。日清戦争では寺内正毅少将の副官を務める。日露戦争には臨時軍用鉄道監督部長として大本営にあって交通の円滑化に尽力した。陸軍省軍務局工兵課長、43年交通兵旅団長を経て、大正3年航空学校の視察渡欧する。4年交通兵団長となり、同年陸軍中将に進んだ。5年臨時軍用気球研究会長、同年下関要塞司令官を務める。交通兵科の元老として活躍し、退官後は民間航空界と軍との連絡に努めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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