五重塔(建築)(読み)ごじゅうのとう

百科事典マイペディア 「五重塔(建築)」の意味・わかりやすい解説

五重塔(建築)【ごじゅうのとう】

5層建の仏塔。第1層の中央仏壇をつくって仏像を安置し,内部を装飾するが,第2層以上は構造材を露出し,室としての設備は整えない。この点は三重塔など多層塔に共通している。法隆寺室生寺興福寺等国宝に指定されているものが多く,最も高いのは東寺の塔で約55m。→
→関連項目卒塔婆

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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