五装束(読み)いつしょうぞく

精選版 日本国語大辞典 「五装束」の意味・読み・例文・類語

いつ‐しょうぞく ‥シャウゾク【五装束】

〘名〙 ひとそろいの武具。鎧、鉢巻、籠手(こて)、脛楯(はいだて)臑当(すねあて)総称五具足
今川大双紙(15C前)陳具に付て式法之事「いつ装束と云は、籠手。はいたて。甲。はちまき。すね当是也」
[補注]「日葡辞書」の「Ixxǒzocu(イッシャウゾク)」の項に「ひとそろいの武具。または衣服やりっぱな装飾物などのひとそろい」とあり、「一装束」の意かと思われる。「今川大双紙」の例もこの意とも考えられる。

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デジタル大辞泉 「五装束」の意味・読み・例文・類語

いつ‐しょうぞく〔‐シヤウゾク〕【五装束】

5種からなる、ひとそろいの武具。普通にはよろい・鉢巻き・籠手こて脛楯はいだて臑当すねあてをいう。五具足。

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