五物(読み)いつつもの

精選版 日本国語大辞典 「五物」の意味・読み・例文・類語

いつつ‐もの【五物】

〘名〙
五種射芸。ふつう、流鏑馬(やぶさめ)笠懸(かさかけ)小笠懸犬追物歩射(かちゆみ)五つをいうが、時代によって多少違いがあり、五種でない場合もある。〔就弓馬儀大概聞書(1464)〕
② 古く芝居茶屋観客に出す五種の肴(さかな)
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)三立「初日からお客は山程、下地五物参りますも、出番は始まる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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