五泉平(読み)ゴセンヒラ

デジタル大辞泉 「五泉平」の意味・読み・例文・類語

ごせん‐ひら【五泉平】

五泉市で産する精好せいごう織り絹地男物袴地はかまじにする。江戸時代に、仙台平織法から工夫されたという。

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精選版 日本国語大辞典 「五泉平」の意味・読み・例文・類語

ごせん‐ひら【五泉平】

〘名〙 新潟県五泉市で織り出す精好織(せいごうおり)の絹地。袴地に用いられる。
風俗画報‐一一六号(1896)服飾門「又暑寒平てふ袴地は少なく、博多織、仙台平、五仙平、嘉平次織の類多し」

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世界大百科事典(旧版)内の五泉平の言及

【五泉[市]】より

…郷屋川など五つの川が市街を流れ,市名の由来を示している。寛保年間(1741‐44)仙台平(せんだいひら)の織法を導入改良し,五泉平と呼ぶ袴地が生産され,近代には竜門,羽二重,平絽などの高級絹白生地産地となった。近年は精華,駒絽,綸子などの高級織物を生産している。…

※「五泉平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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