五月晴れ(読み)さつきばれ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五月晴れ」の意味・わかりやすい解説

五月晴れ
さつきばれ

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれたが,近年は,一般に新暦 5月の晴天をいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

とっさの日本語便利帳 「五月晴れ」の解説

五月晴れ

五月のすがすがしい晴れ。もとは旧暦五月の梅雨の晴れ間を指した。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典(旧版)内の五月晴れの言及

【日本列島】より

…これは,移動性の高気圧や低気圧が交互に日本付近を50km/hぐらいで東進するからで,移動性高気圧型は春,秋を代表する気圧配置でもある。移動性高気圧が日本を覆うと,日中は暖かく晴れ上がり,五月晴れ,秋晴れなどと呼ばれる好天となる。しかし,夜から朝にかけては放射冷却による冷え込みが強く,晩霜や初霜の被害の起こることがある。…

※「五月晴れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android