五人張(読み)ごにんばり

精選版 日本国語大辞典 「五人張」の意味・読み・例文・類語

ごにん‐ばり【五人張】

〘名〙
① (五人がかりで張る弓の意) 四人で弓をまげ、残るひとりがようやく弦をかけるほどの強い弓。強弓
保元(1220頃か)上「三尺五寸の太刀に、熊の皮の尻ざや入れ、五人張の弓、長さ八尺五寸にて、つく打ったるに」
家屋棟上げのときに縁起をかついで飾る弓。
※雑俳・柳筥(1783‐86)一「五人ばりをぶっつがひ餠を投げる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android