二重協奏曲(読み)にじゅうきょうそうきょく

世界大百科事典(旧版)内の二重協奏曲の言及

【協奏曲】より

…これらの場合には独奏者の華麗な技巧が特に強調され,オーケストラは対等の相手というより,単なる引立て役として伴奏の地位に甘んじることも少なくない。さらに,独奏者が2人の場合は二重協奏曲と呼び,3人の場合でも,各楽器の独立性が高いときは,合奏協奏曲と区別して,特に三重協奏曲という。また協奏曲の中には,独奏群と合奏群の区別が不明確で,曲の進行に応じてオーケストラの中の楽器が随時独奏を引き受けたり,楽器群どうしが協奏様式で対抗するものがあり,これをオーケストラ・コンチェルトとかコンチェルト・シンフォニアconcerto sinfoniaと呼ぶことがある。…

※「二重協奏曲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」