精選版 日本国語大辞典 「二心・弐心」の意味・読み・例文・類語
ふた‐ごころ【二心・弐心】
〘名〙
① 同時に相反する二通りの心を持つこと。あだしごころ。うわきごころ。にしん。
※書紀(720)欽明二年四月(寛文版訓)「其の卓淳は上下携(はな)れ弐(フタココロ)あり。主自ら附(したか)はむと欲す」
※続日本紀‐神護景雲三年(769)一〇月一日・宣命「継ては朕子太子に明に浄く二心(ふたごころ)無して奉侍れ」
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