二孟旬(読み)にもうのしゅん

世界大百科事典(旧版)内の二孟旬の言及

【旬】より

…(2)古く朝廷で毎月4回天皇が臣下から政務をきく儀式があり,これを旬(しゆん)と呼んだ。平安中期以降これが4月1日の孟夏旬(もうかのしゆん)と10月1日の孟冬旬(もうとうのしゆん)の2回になり,合わせて二孟旬(にもうのしゆん)と呼ばれた。【鈴木 晋一】。…

【旬政】より

…《日本書紀》天武5年(676)10月朔日条には旬の字はないが,置酒して群臣に宴を賜ったのが旬政の初見とみなされ,以来平安時代前期までは,旬政はほぼ定日に行われていた。平安時代中期には,二孟旬といって4月1日と10月1日(当日廃朝のときは2日)の年2回となった。前者を孟夏旬,後者を孟冬旬という。…

※「二孟旬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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