二均差潮(読み)にきんさちょう(英語表記)variational component

海の事典 「二均差潮」の解説

二均差潮

地球をめぐる月の軌道は、太陽引力の影響を受けるため、完全な長円にはならず複雑な曲線を描く。この摂動部分に起因する月の起潮力成分から多くの分潮が 生じるが、その主要な二項の中で、14.765日の周期を持つものを二均差潮と呼ぶ。あと一つの主要項は31.812日の周期を持つ出差潮である。 (永田

出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android