事仮初(読み)ことかりそめ

精選版 日本国語大辞典 「事仮初」の意味・読み・例文・類語

こと‐かりそめ【事仮初】

〘形動〙 わずかなさま。一時的なさま。かりそめ。
御伽草子・小式部(別本)(和泉式部全集所収)(室町末)「小しきぶのないし、れいならず風のここちして侍りしが、はじめのほどは事かりそめのやうに覚えしほどに」

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