事ぞともなし(読み)コトゾトモナシ

デジタル大辞泉 「事ぞともなし」の意味・読み・例文・類語

ことぞともな・し

取り立てて言うほどのこともない。何ということもない。
「秋の夜も名のみなりけりふといへば―・く明けぬるものを」〈古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「事ぞともなし」の意味・読み・例文・類語

こと【事】 ぞ ともなし

特にこれということもない。何ということもない。たいしたこともない。あっけない。
※古今(905‐914)恋三・六三五「秋の夜も名のみなりけり逢ふといへば事ぞともなく明けぬるものを〈小野小町〉」

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