亀高徳平(読み)かめたか・とくへい

朝日日本歴史人物事典 「亀高徳平」の解説

亀高徳平

没年:昭和10.6.1(1935)
生年:明治5.1(1872)
明治大正期の物理化学者。岡山県生まれ。明治30(1897)年東京帝大理科大学(理学部)化学科卒業。32年東京高等師範学校教授。40年から4年間,スイスウィルシュテッター,ドイツフィッシャー,イギリスパーキンなどのもとで有機化学研究を行う。科学的知識普及関心があり,大正8(1919)年科学知識普及会を設立,雑誌『科学知識』を刊行

(村上陽一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀高徳平」の解説

亀高徳平 かめたか-とくへい

1872-1935 明治-昭和時代前期の化学者。
明治5年1月12日生まれ。32年高等師範の教授となる。のちヨーロッパに留学し,有機化学を研究。科学的知識の普及につとめ,雑誌「科学知識」を発行した。昭和10年6月1日死去。64歳。岡山県出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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