精選版 日本国語大辞典 「乾鮭」の意味・読み・例文・類語
から‐ざけ【乾鮭】
〘名〙
※今昔(1120頃か)二八「枯鮭(からざけ)を大刀に帯(は)けて」
② (その形状から) 首をつって死ぬことのたとえ。
※浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上「からざけにならふが、〈略〉一文もかねはない」
③ 老婆をあざけっていう語。しわくちゃばばあ。
④ 人をののしっていう語。とるにたりない人間ども。
※浄瑠璃・摂州渡辺橋供養(1748)五「数にもたりない乾鮭(カラザケ)めら」
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