乾田馬耕(読み)カンデンバコウ

デジタル大辞泉 「乾田馬耕」の意味・読み・例文・類語

かんでん‐ばこう〔‐バカウ〕【乾田馬耕】

明治末期の農地改良の方法排水をよくして湿田乾田に変え、耕地整理をし、馬による耕作を導入したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乾田馬耕」の意味・読み・例文・類語

かんでん‐ばこう ‥バカウ【乾田馬耕】

〘名〙 従来の湿田を乾田に変え、耕起馬力を導入した明治末期の改良農法の一つ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の乾田馬耕の言及

【乾田】より

…まず土壌が締まり強固となるため,区画整理とあいまって,機械力の導入を可能にすることである。明治時代に北九州に始まった乾田馬耕は,日本の稲作技術の発展に一転機を画したものとされている。また乾田においては,水管理技術によって,還元土壌中で形成される有害物質を除去することができるし,寒地においては地温を上昇させることも可能となる。…

※「乾田馬耕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android