乾徳(読み)ケントク

デジタル大辞泉 「乾徳」の意味・読み・例文・類語

けん‐とく【乾徳】

天子の徳。→坤徳こんとく
天皇の徳。→坤徳
進んでやまない、りっぱな精神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乾徳」の意味・読み・例文・類語

けん‐とく【乾徳】

〘名〙
① (「乾」は天の意) 天の徳。天子の徳。天皇の徳。また、天皇のこと。聖徳。⇔坤徳(こんとく)
将門記(940頃か)「経廻する程に、乾徳詔を降し鳳暦已に改る」 〔呉志‐薜瑩伝〕
② (「乾乾の徳」の意。「乾乾」は怠らず努力するさま) 進んでやまない、剛健の徳。〔易林‐升卦・艮〕

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普及版 字通 「乾徳」の読み・字形・画数・意味

【乾徳】けんとく

王徳

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