乳袋(読み)ちぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「乳袋」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶくろ【乳袋】

〘名〙
乳房(ちぶさ)
浮世草子世間胸算用(1692)三「こなたは乳(チ)ふくろもよいによって、がらりに八拾五匁、四度御仕着せまで」
三味線の棹の上部糸倉(いとぐら)の下の左右へ丸く乳房状にふくれたところ。ちぶくら。→三味線
③ 鼓(つづみ)の胴の両端、皮の裏側のふくらんだ部分。ちぶくら。

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デジタル大辞泉 「乳袋」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶくろ【乳袋】

ちぶくら
乳房。
「こなたは―もよいによって」〈浮・胸算用・三〉

ちち‐ぶくろ【乳袋】

漫画アニメーションなどで、女性胸部を強調するように不自然に貼り付いている衣服

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