乱痴気(読み)らんちき

精選版 日本国語大辞典 「乱痴気」の意味・読み・例文・類語

らん‐ちき【乱痴気】

〘名〙 (形動) 気を取り乱して理性を失うこと。転じて、多くの人が入り乱れて混乱した状態になるさま。酒宴の席やけんか騒ぎなどで、大騒動になるさまにいう。
※洒落本・寸南破良意(1775)きおい「サア是からアらんちき。山ざくらを、入てくれべへ」
[補注]「痴気」はあて字で「ちき」は「とんちき」などの「ちき」と同語源。

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デジタル大辞泉 「乱痴気」の意味・読み・例文・類語

らん‐ちき【乱痴気】

気を取り乱して理性を失うこと。また、多くの人が入り乱れて混乱した状態になること。「大変な乱痴気ぶり」

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