世界大百科事典(旧版)内の九連環の言及
【数学パズル】より
…これと同系列のものには図35のクロス・ブレーカーがあり,日本でもタングラムと似た用具を解説した《清少納言知恵の板》(1742)という本が発見されている。図36のaの九連環は9個の環から棒を抜く知恵の輪パズルで,発祥はやはり中国である。早くから西洋に伝わったようで,チャイニーズ・リングと呼ばれ,16世紀にはイタリアの数学者G.カルダーノが抜き取る手数を考察している。…
【知恵の輪】より
…このさおを輪から外す遊びである。中国には輪が9個の九連環というチャイニーズ・リングがあった。劉向(りゆうきよう)(前77‐前6)の著した《戦国策》の中に出てくる玉連環がこの九連環だといわれる。…
※「九連環」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」