精選版 日本国語大辞典 「九日」の意味・読み・例文・類語
ここぬ‐か【九日】
〘名〙
① 日の数九つ。また、九日間。ここのか。
② ある日を第一日として第九日目。ここのか。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「九日にあたりける夜になんあそばれけるはいかにせしぞ」
③ 暦の月の初めから九番目の日。ここのか。
※中院本後撰(951‐953頃)秋下・三九六・詞書「なか月のここぬかの日、つるのなくなりたるをみて」
ここの‐か【九日】
〘名〙 (「ここぬか」の変化した語)
① =ここぬか(九日)①
② =ここぬか(九日)②
※天草本平家(1592)二「ヲヨソ ヤウカ、coconocagi(ココノカヂ) ニワ ヒッタト ツヅイテ」
③ =ここぬか(九日)③
※天草本平家(1592)四「ヲナジ シチグヮツ coconocano(ココノカノ) ウマノコク バカリニ」
く‐にち【九日】
〘名〙
① 九つの日の数。ここのか。
② 毎月の九番目の日。多く九月九日の重陽の節供の日をいう。ここのか。
※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「クグヮツ cunich(クニチ)」
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