乗田・剰田(読み)じょうでん

精選版 日本国語大辞典 「乗田・剰田」の意味・読み・例文・類語

じょう‐でん【乗田・剰田】

〘名〙
① (「乗」は余剰の意) 令制で、位田・職田・口分田(くぶんでん)などに割り当ててなおあまった用地。占有して耕作する者のいない田地。請願した耕作者に貸与して賃租させ、小作料国家が収納した。公田
※続日本紀‐天平宝字四年(760)一一月壬辰「正丁若有足国者、以為乗田
② 中国の春秋時代、魯の国で家畜飼育をつかさどった官。〔孟子‐万章・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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