乗数(読み)じょうすう

精選版 日本国語大辞典 「乗数」の意味・読み・例文・類語

じょう‐すう【乗数】

〘名〙 掛算の掛ける方の数。a×b のb。
※言志後録(1835)「福幸乗数也、患難除数也」

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デジタル大辞泉 「乗数」の意味・読み・例文・類語

じょう‐すう【乗数】

乗法掛け算)で、掛けるほうの数。a×bb。→被乗数

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普及版 字通 「乗数」の読み・字形・画数・意味

【乗数】じようすう

掛算。

字通「乗」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の乗数の言及

【乗数理論】より

…そして(2)国民経済における限界消費性向が高ければ高いほど,その〈数倍〉分は大きくなるということ,の2点に要約できる。この〈数倍〉が乗数multiplierと呼ばれる数で,消費と所得との関係によって規定されるものである。
[理論の基本的意味]
 この理論の重要性は,均衡においては所得と総需要は等しいはずであるから,たとえば1億円の独立支出の増加は,均衡国民所得も1億円増加させるはずであるという〈常識〉を打ち破っている点にある。…

※「乗数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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