精選版 日本国語大辞典 「乗掛」の意味・読み・例文・類語
のり‐かか・る【乗掛】
〘自ラ五(四)〙
① 上に乗って、からだをよりかからせる。乗ってうちまたがる。のっかかる。
※平家(13C前)四「水しとまば、さんづのうへにのりかかれ」
② 乗物に乗ろうとする。乗ろうとしはじめる。のりかける。
③ なし始める。着手する。
④ 航行中の船が他船に衝突する。
※大坂廻船御法写(1826)「風下之船に乗懸りつき沈る時は」
のっ‐かか・る【乗掛】
〘自ラ五(四)〙 「のりかかる(乗掛)」の変化した語。
※史記抄(1477)五「始皇は我と議せよとて自僭するぞ。のっかかりた心かあるぞ」
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)千里が竹「怯(ひる)む所をのっかかり、足下に確(しっ)かと踏まへしは」
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