乗掛・乗懸(読み)のりかけ

精選版 日本国語大辞典 「乗掛・乗懸」の意味・読み・例文・類語

のり‐かけ【乗掛・乗懸】

〘名〙
江戸時代、道中馬の両側明荷(あけに)という葛籠(つづら)二個を渡して、その上に蒲団を敷いて人が乗ること。人一人のほか荷物二〇貫目(七五キログラム)をつけたので、大体四〇貫目となり、本馬重量に匹敵する重さであった。のりじり。
日葡辞書(1603‐04)「ウマヲ noricaqeni(ノリカケニ) スル」
※伊達家文書‐天正二年(1574)八月一〇日・伊達輝宗日記「のりかけ三き川はたへ参候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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