乏しい(読み)トボシイ

デジタル大辞泉 「乏しい」の意味・読み・例文・類語

とぼし・い【乏しい】

[形][文]とぼ・し[シク]《「ともしい」の音変化》
十分でない。足りない。「人材が―・い」「―・い経験
経済的に貧しい。「―・い生活
[派生]とぼしげ[形動]とぼしさ[名]
[類語](1お寒い貧弱貧相みすぼらしいちゃちぼろい劣悪劣等粗末お粗末粗悪低劣不出来不良出来損ない役立たず/(2貧しい貧乏極貧赤貧清貧じり貧貧寒貧する

ともし・い【乏しい/羨しい】

[形][文]とも・し[シク]
とぼしい1」に同じ。
旅費が―・いから」〈宙外独行
とぼしい2」に同じ。「―・い生活を送る」
心がひき込まれるようである。珍しくておもしろい。
「―・しき君は明日さへもがも」〈・三五二三〉
うらやましい。自分もそうなりたい。
「身の盛り人―・しきろかも」〈・下・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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