主膳(読み)しゅぜん

精選版 日本国語大辞典 「主膳」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぜん【主膳】

〘名〙
令制で、宮中食膳のことをつかさどった職。大膳職・内膳司総称
令義解(718)考課「監造御膳。浄戒無誤。為主膳之最。〈謂亮及典膳以上〉」
② 「しゅぜんげん(主膳監)」の略。〔令集解(807)〕
③ 明治以降、宮内省大膳寮に属し、食品および食器管理調達や会食時の準備などをする職員。現在は宮内庁管理部大膳課に属する。〔宮内省官制(明治四〇年)(1907)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「主膳」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぜん【主膳】

宮内庁管理部大膳課の職員。食品の調達、食器の管理、会食時の準備などをつかさどる。
律令制で、宮中の食膳のことをつかさどった職。かしわで。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「主膳」の読み・字形・画数・意味

【主膳】しゆぜん

典膳。

字通「主」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android