主方(読み)あるじがた

精選版 日本国語大辞典 「主方」の意味・読み・例文・類語

あるじ‐がた【主方】

〘名〙
① 客を接待する主人の側。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「まづあるじがたにて、かんのおとどの御車、西の御門(みかど)より入れて」
徒然草(1331頃)二一六「その座には亭主夫婦〈略〉あるじ方の人にて座せられけり」
② (「かた」は接尾語) 主人である方々。敬意複数の意をもつ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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