主事(読み)しゅじ

精選版 日本国語大辞典 「主事」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じ【主事】

〘名〙
① 主としてそのことをつかさどること。また、その人。〔孟子‐万章〕
仏語禅家で、都寺(つうす)監寺(かんす)維那(いな)、副寺(ふうす)典座(てんぞ)直歳(しっすい)総称知事ともいう。執事(しゅじ)
※延慶本平家(1309‐10)三「頬ら魂ひ事から主事にあはは小庭より殿上まて切上りつへき気色なりけれは」
官公庁学校などで、長の命をうけて、一定業務を主管する職。また、その人。また、一般に下級の役職名として用いる。
煤煙(1909)〈森田草平二五「女学部の主事は神戸の顔を見ると」

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デジタル大辞泉 「主事」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じ【主事】

ある仕事を主として取り扱うこと。また、その人。
官庁・学校などで、その長の命を受けて一定の業務を管理する職。また、その人。「指導主事
禅宗で、僧職監寺かんす維那いな典座てんぞ直歳しっすいの総称。

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普及版 字通 「主事」の読み・字形・画数・意味

【主事】しゆじ

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