丹薬(読み)たんやく

精選版 日本国語大辞典 「丹薬」の意味・読み・例文・類語

たん‐やく【丹薬】

〘名〙
① 練って作った、道家の不思議なききめのある薬。不老不死などの霊薬仙薬
※わらんべ草(1660)二「たとへば、仙人の、丹薬を合するに、てつをねりて、わうごんとなすに似たり」 〔新唐書‐柳公綽伝〕
漢方で、補益目的に使われる練薬総称
続日本後紀‐嘉祥三年(850)三月癸卯「虔奉勅旨、服茲丹薬、果得効験

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デジタル大辞泉 「丹薬」の意味・読み・例文・類語

たん‐やく【丹薬】

漢方で、練り薬。
道教で、不老不死の薬。

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普及版 字通 「丹薬」の読み・字形・画数・意味

【丹薬】たんやく

仙薬。

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