丹生 誠忠(読み)ニウ マサタダ

20世紀日本人名事典 「丹生 誠忠」の解説

丹生 誠忠
ニウ マサタダ

大正・昭和期の陸軍軍人 陸軍歩兵中尉。 2.26事件の青年将校。



生年
明治41(1908)年10月15日

没年
昭和11(1936)年7月12日

出生地
鹿児島県鹿児島市

学歴〔年〕
陸士〔昭和6年〕卒

経歴
日露戦争で活躍した大久保利貞の孫。陸軍士官学校を卒業後、歩兵少尉に任官。のち歩兵中尉。昭和11年2月26日村中孝次らとともに岡田啓介首相らの暗殺計画を含むクーデター(2.26事件)に加わり、兵士を率いて陸相官邸を占拠。計画は失敗に終わり、同年7月処刑された。岡田首相とは姻戚関係にあった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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