丹波木綿(読み)たんばもめん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「丹波木綿」の解説

丹波木綿[染織]
たんばもめん

近畿地方兵庫県地域ブランド
篠山市で製作されている。丹波地域では江戸時代の宝永年間(1704年〜1711年)頃に良質の綿が盛んに生産され、衣料として手織りの木綿が製造されていた。明治時代には機械化による大量生産が進み徐々に衰退していったが、1973(昭和48)年頃から篠山市栗柄地区で手織木綿の生産が再開復活した。兵庫県伝統的工芸品

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「丹波木綿」の意味・わかりやすい解説

丹波木綿
たんばもめん

木綿織物一種。兵庫県丹波市丹波篠山市一帯で江戸時代から手工業で生産された。原糸はすべて手紡ぎなので,織り上がりに独特の風合いがありじょうぶである。縞織,絣織,中型染,板締染,筒書染などの技法で加飾し,ふとん側や衣服に用いた。

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デジタル大辞泉プラス 「丹波木綿」の解説

丹波木綿

兵庫県丹波篠山市、丹波市などで生産される工芸品。江戸時代に始まった手織りの木綿織物。明治以降衰退したが、1974年に復活。兵庫県伝統的工芸品。

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