丸絎(読み)まるぐけ

精選版 日本国語大辞典 「丸絎」の意味・読み・例文・類語

まる‐ぐけ【丸絎】

〘名〙
① 中に布、綿などの心(しん)を入れて、丸くくけること。また、そのもの。
※俳諧・詞林金玉集(1679)四「丸くけにしたるやつぼむ花の紐〈似船〉」
② 「まるぐけおび(丸絎帯)」の略。〔日葡辞書(1603‐04)〕
真綿の心(しん)を入れ、丸くかがった帯締め。羽二重・綸子・金襴などで作られ、紅・白・金襴は祝儀用、黒は不祝儀用。

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デジタル大辞泉 「丸絎」の意味・読み・例文・類語

まる‐ぐけ【丸×絎】

綿などをしんに入れて、ひもや帯を丸く棒状に仕上がるようにくけること。また、そのひもや帯。特に、帯締め。
丸絎帯」の略。

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