中頃(読み)なかごろ

精選版 日本国語大辞典 「中頃」の意味・読み・例文・類語

なか‐ごろ【中頃】

〘名〙
① 歴史上あまり遠くない昔。中世。また、あまり遠くない過去。
書紀(720)大化元年七月(北野本訓)「中間(ナカコロ)任那の国を以て百済に属(つ)け賜ふ」
② ある期間や人の一生などのなかほどの頃。また、なかほどの所。中途。中間。
※観智院本三宝絵(984)下「天長のなかころ、はじめてにのぼれり」

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デジタル大辞泉 「中頃」の意味・読み・例文・類語

なか‐ごろ【中頃】

中ほどの場所。中ほどの時期。物事の中間。途中。「坂の中頃にあるポスト」「番組中頃コマーシャルが入る」「五月の中頃
歴史上、あまり遠くない昔。中ほどの時代。
「―小野小町とて、みめかたち世にすぐれ」〈平家・九〉
[類語]中盤中間あいだ中程なかほど・真ん中辺へん半ば中途

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