中間禅(読み)チュウゲンゼン

デジタル大辞泉 「中間禅」の意味・読み・例文・類語

ちゅうげん‐ぜん【中間禅】

仏語色界四禅うち初禅と第二禅との中間段階。中間じょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中間禅」の意味・読み・例文・類語

ちゅうげん‐ぜん【中間禅】

〘名〙 仏語。色界の四禅のうちの初禅と第二禅との中間。初禅の有尋有伺(うじんうし)の根本定と第二禅の無尋無伺の近分定(ごんぶんじょう)との中間に、ただ伺だけがはたらく無尋唯伺定があるとし、これを中間禅という。梵天王境地
※古郷帰の江戸咄(1687)五「九頭の大牛に乗て〈略〉、三千世界に飛行し、欲色二界の中間禅(チウゲンゼン)を修し」 〔翻訳名義集‐一〕

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