中華全国文学芸術界聯合会(読み)ちゅうかぜんこくぶんがくげいじゅつかいれんごうかい(英語表記)Zhōng huá quán guó wén xué yì shù jiè lián hé huì

世界大百科事典 第2版 の解説

ちゅうかぜんこくぶんがくげいじゅつかいれんごうかい【中華全国文学芸術界聯合会 Zhōng huá quán guó wén xué yì shù jiè lián hé huì】

中国の文芸専門家の団体。中国文聯略称レーニンの〈文学は党の事業〉とする考えに基づき,全国単一運動,単一団体,単一理論をめざして組織化された。1949年7月,毛沢東の文芸方針に沿った〈人民文芸〉を建設するための中華全国文学芸術工作者代表大会(第1回文代会)が北京で開催され,この大会で成立した。主席郭沫若,副主席に茅盾周揚が選出された。第2回文代会(1953年9月)後,中国文学芸術界聯合会と改称し,組織化は完成した。

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世界大百科事典内の中華全国文学芸術界聯合会の言及

【中国文学】より

…ここに人民文学の時代が始まるが,人々は新しい国づくりの意気に燃えており,上記の方向を受け入れることは,きわめて自然に感じられた。やがて全文芸工作者は中華全国文学芸術界聯合会(文聯)傘下のそれぞれの専門協会(作家は中国作家協会)に組織されることになった。このことは,作家たちにとって,生活が保障され,創作条件が整備されたことを意味したが,同時にそれらの組織を通じて,不断に〈党〉の〈指導〉を受けることでもあった。…

※「中華全国文学芸術界聯合会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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