中能島検校(読み)なかのしまけんぎょう

百科事典マイペディア 「中能島検校」の意味・わかりやすい解説

中能島検校【なかのしまけんぎょう】

山田流箏曲家,平曲家。江戸生れ。3歳で失明小名木(おなぎ)検校に師事。名は松勢(声)一。明治期には松声と称した。中能島派始祖平家琵琶もよくし,富本節にも通じていた。スケールの大きな芸風であったという。幕末から明治前期の山田流箏曲界の代表的存在。《七福神》《万歳(まんざい)》《雨夜の月(うやのつき)》などを作曲
→関連項目中能島欣一松風

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android