中江篤介(読み)なかえ とくすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中江篤介」の解説

中江篤介 なかえ-とくすけ

中江兆民(なかえ-ちょうみん)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中江篤介の言及

【中江兆民】より

…明治期の思想家,評論家。土佐藩出身。本名は篤介。秋水などとも号する。父は足軽身分下横目役(下級警察吏)。幼少年時を過ごした家は土佐藩獄舎のある牢の町の長屋であった。志士の投獄や処刑を目撃するよりほかに維新の胎動を感じるすべのなかった彼をこの閉ざされた空間から解き放ったのは,維新の激動と自身の学問への熱意であった。1862年(文久2)広く民兵にも門戸を開放した藩校致道館の設置によって勉学の機会を得た彼は,65年(慶応1)には土佐藩留学生として長崎に派遣され,そこでフランス語を学ぶとともに坂本竜馬に出会う。…

※「中江篤介」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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